2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧
澤田泰男 大正十一年十一月二十九日生 第一高校を經て昭和十七年十月法學部に入學 昭和十八年十二月入團 昭和二十年五月本州上空で戰死 昭和十九年十二月十五日 曇 K君への手紙 御らん此の頃の夜空の星の美しいこと、一つ一つが何かを囁いてゐる様ぢやない…
中尾武徳 大正十二年三月三十一日生 岡高校を經て昭和十七年四月法學部に入學 昭和十八年十二月入團 昭和二十年五月四日風特攻隊水心隊員として西南太平洋で戰死 娑婆よりの最後のおとづれを書かうとしてペンを執つたが、千萬言胸に溢れて書くべき言葉を …
伊瀬輝男 大正十二年八月四日生 六高を經て昭和十八年十月法學部入學 昭和十八年十二月入隊 昭和二十年一月七日台灣から飛行機で内地に歸還の途中連絡を絶つ 昭和十九年一月二十五日 曇後小雨稍寒 寒稽古。第一陣退団。午前銃劔道の豫定なりしも取止め、本日…
深澤恒雄 大正七年九月二十八日生 浦和高校を經て昭和十四年四月理学部地質學科に入學昭和十六年十二月卒業 昭和十七年一月入團 昭和十九年七月十七日比島方面洋上で戰死 所懐此の家に生を享けこれまでにして戴いたことは、考へれば考へる程有難い幸でござ…
川井修治 筑紫に下る車中にてぬばたまの夕闇せまるふるさとの空を仰ぎて別れつげなむ
加藤敏治 義姉にしぬびあふ思ひ交はさむ幾山河さかりて遠く別れ征くとも苦しくもたえて生きませ再びの春のめぐりを待ちのぞみつゝ 「生命かけはぐくみそだてし若櫻捧げまつらむ今日の日よりは」なるうた送られければ「かへし」とてみなさけにこたふることも…
松吉正資 大正十二年十二月一日生 山口高校を經て昭和十七年十月法學部に入學 昭和十八年十二月入團 昭和二十年五月十一日沖縄で特攻隊員として戰死 故郷雑詠いりうみの岸べにならぶ家並のうしろにつづき山そびえたり海かこむ山のふもとの蜜柑畑みかん熟れた…
母校の140周年記念総会が中央公会堂で開かれ、出席。入り口で30年ぶりの後輩と会う。彼が大学時代一度会ったきりで50才と聞いてびっくり。お子さん二人が柔道をしていると聞いてうれしくなる。いいお父さんになっている。研究所の首席研究員である。…
海上春雄 大正十年三月二十日生 静岡高校を經て昭和十七年十月経済學部に入學 昭和十八年十二月應召 昭和二十年一月九日比島リンガエン湾で戰死 遺書 死こそは正に人生の深淵にして人たる者の心の中に常に留め置かる可き事とは言ひ乍ら事に際 してその決意を…